最終更新: 2026-09-02 ・ 約11分で読めます ・ クルマ生活 編集部

車の鍵を閉じ込めた(インロックした)とき、非会員がJAFを呼ぶといくらかかるのか——結論から言うと、一般道・昼間なら21,700円だ。夜間や高速道路ではさらに上がる。

このページの要点を先に伝える。

  • 非会員の鍵の閉じ込め解錠(ドア開放作業)は「基本料+作業料6,000円」の2層構造
  • 一般道・昼間なら21,700円、夜間はJAF公表値で25,630円
  • 高速道路の本線上トラブルなら基本料だけで31,410円(昼)からスタート
  • 会員なら基本料・作業料とも無料(0円)。ただし現場で入会しても今回の作業は非会員料金のまま

非会員が一般道・昼間にJAFで鍵の閉じ込めを解錠すると21,700円かかる

一般道路の昼間(8時〜20時)に鍵の閉じ込めでJAFを呼ぶと、非会員には基本料15,700円+作業料6,000円=21,700円がかかる。

この21,700円という金額は編集部が独自に算出したものではない。JAF公式PDFが「主な料金例(一般道路)」として、同じ作業工数のバッテリー上がりやスペアタイヤ交換(1本)を昼間21,700円と明記しており、鍵の閉じ込め(ドア開放作業)も同じ工数区分にあたるため、公表例と完全に一致する金額になる。基本料と作業料の内訳、そしてこの6,000円がどこから来るのかは次の章で示す。


費用は「基本料+作業料」の2層構造で、作業料は工数0.5×12,000円=6,000円で決まる

JAFのロードサービス料金は、**道路種別・時間帯で決まる「基本料」**と、**作業内容で決まる「作業料」**の合計で決まる。鍵の閉じ込めのようにレッカーを伴わない現場作業では、この2つを足したものが請求額になる。

JAF公式(2024年4月1日改定)による非会員の基本料は次の通りだ。

道路種別昼間(8時〜20時)夜間(20時〜8時)
一般道路15,700円19,630円
高速・専用道路(本線上等・A料金)31,410円37,270円
高速・専用道路(SA・PA内・B料金)19,630円23,540円

作業料は「作業工数表」に基づき、工数0.1=1,200円で計算される(工数1.0=1時間相当=12,000円)。JAFは作業別の工数(ドア開放作業がいくつにあたるか)を個別には公表していないが、JAF公表の夜間・一般道の合計額から逆算すると、鍵の閉じ込め(ドア開放作業)は工数0.5に相当し、作業料は0.5×12,000円=6,000円になる。

この6,000円という金額は、JAFが公表している実額から逆算すると次の通りだ。

JAF公表: 夜間・一般道 ドア開放作業の合計額  25,630円
       − 夜間・一般道 基本料              19,630円
       = 作業料                            6,000円  (= 工数0.5 × 12,000円/工数1.0)

したがって昼間の合計 = 基本料15,700円 + 作業料6,000円 = 21,700円となり、JAFが公式PDFで同じ工数0.5の作業(バッテリー上がり・スペアタイヤ交換〈1本〉)の一般道・昼間として公表している21,700円と完全に一致する。つまり鍵の閉じ込めの費用は、単独の相場情報ではなく、JAFの料金体系そのものから機械的に導ける数字だ。


道路種別×時間帯の組み合わせで費用は21,700円〜43,270円まで変わる——実額一覧表

作業料6,000円を各道路種別・時間帯の基本料に加算すると、非会員が鍵の閉じ込めで支払う金額の全パターンが分かる。

区分合計出典区分
一般道 昼間21,700円編集部算出(基本料15,700円+作業料6,000円)。同工数のJAF公表例と一致
一般道 夜間25,630円JAF公表値
高速A(本線上等) 昼間37,410円編集部算出(基本料31,410円+作業料6,000円)
高速A(本線上等) 夜間43,270円編集部算出(基本料37,270円+作業料6,000円)
高速B(SA・PA内) 昼間25,630円編集部算出(基本料19,630円+作業料6,000円)
高速B(SA・PA内) 夜間29,540円編集部算出(基本料23,540円+作業料6,000円)

※ JAFが鍵の閉じ込め(ドア開放作業)の合計額として公表しているのは夜間・一般道の25,630円のみです。それ以外は公式の基本料表と作業料(工数0.5=6,000円)から編集部が算出した目安です。

この表から分かるのは、高速道路の本線上で夜間にトラブルが起きると43,270円に達するということだ。一般道・昼間の21,700円と比べて約2倍になる。逆にSA・PA内(B料金)であれば、高速道路でも一般道の夜間料金と近い水準に収まる。


キーの閉じ込みは対象外になる条件がある(車両重量3,000kg超は例外的に対象・特殊構造の鍵は断られる場合あり)

JAFのロードサービスは通常、車両重量3,000kg以下(最大積載量2,000kg以下)の自動車が対象だ。ただし、キーの閉じ込め・燃料切れの救援に限り、車両重量3,000kg超の自動車も対象になるという例外がある。トラックやキャンピングカーなど大型の車でも、鍵の閉じ込めであれば依頼できる可能性がある。

一方で、次のケースは、JAFが「お断わりすることがある」と明記しているケースだ(可能な限り外部の作業可能な業者を案内するとされている)。

  • 特殊構造の鍵(電子ロック・盗難防止機構が組み込まれた特殊な鍵など)の開錠
  • 車両の運行に関係ない部分の鍵の開錠(トランクのみ・荷室のみ等、走行に支障がない箇所)

「重い車だから断られるのでは」という不安は鍵の閉じ込めに関しては当てはまらないが、鍵の構造によってはお断わりされる場合がある点は覚えておきたい。事前に電話で状況を伝え、対応可否を確認するのが確実だ(出典: JAF「ロードサービス対象車種」https://jaf.or.jp/common/about-road-service/contents/eligible-vehicles )。


現場でJAFに入会しても今回の解錠作業は非会員料金になる

JAF会員であれば、ロードサービスの**基本料・作業料はいずれも無料(0円)**になる(工数0.5までの作業は無料の範囲に含まれるため、鍵の閉じ込めは追加費用なしで対応される)。

しかし、「路上でその場でJAFに入会すれば会員料金になる」というのは誤解だ。JAF公式FAQでは、ロードサービスの現場で入会することはできるが、その回の料金は会員扱いにならないとされている。つまり、非会員料金(一般道・昼間なら21,700円)を払った上で、別途入会費・年会費が発生する。現場入会時は仮会員証が発行され、次回以降のロードサービス料金から会員扱いになる。

正しい理解は次の通りだ。

  • 今回のトラブル: 非会員料金が適用される(現場で入会しても変わらない)
  • 次回以降のトラブル: 会員料金(基本料・作業料とも無料)が適用される

今後も車に乗り続けるなら入会自体は合理的な選択だが、「今すぐ入会すれば今日の費用が安くなる」という期待は持たないようにしよう。


鍵屋を呼ぶかJAFを呼ぶかは「今すぐ動けるか」と「今後も使うか」で判断する

鍵の閉じ込めが起きたとき、選択肢はJAFだけではない。民間の鍵屋(開錠業者)に依頼する方法もある。ただし、鍵屋の料金相場は業者ごとに幅があり、公的機関が公表する一次情報が存在しないため、本記事では具体的な金額を示さない。判断に使える軸は次の2つだ。

判断軸1: 今すぐ動けるか

深夜・早朝や地方など、対応できる業者が限られる時間帯・場所では、JAFの方が全国的な出動体制を持つ分、呼びやすい場合がある。一方、都市部で24時間対応の鍵屋がすぐ近くにあるなら、到着の早さで有利なこともある。依頼前に対応エリアと到着見込み時間を電話で確認したい。

判断軸2: 今後もJAFを使う予定があるか

JAF会員であれば鍵の閉じ込めは無料になる。今回だけでなく今後もロードサービスを使う可能性があるなら、非会員料金を払うより先に入会を検討する価値がある(ただし前章の通り、現場入会は今回の費用には反映されない)。逆に一度きりのトラブルであれば、非会員料金と鍵屋の見積もりを比較した上で判断するのが現実的だ。

レッカー(けん引)が必要なケースの費用についてはJAF レッカー費用 非会員 夜間 距離別で、JAFと任意保険のロードサービスをどちらを先に呼ぶべきかについてはロードサービス費用 JAF vs 任意保険の比較で詳しく解説している。


よくある質問

Q1. JAF非会員が鍵を閉じ込めた場合、最低いくらかかりますか?

最も安いのは一般道・昼間(8時〜20時)のケースで、基本料15,700円+作業料6,000円=21,700円です。この金額はJAF公式PDFが同工数の作業(バッテリー上がり等)の料金例として公表している額と一致します。

Q2. 夜間に鍵の閉じ込めで呼ぶといくらになりますか?

一般道・夜間(20時〜8時)は25,630円です。これはJAFがドア開放作業の合計額として公式に公表している数値です。昼間の21,700円と比べて3,930円高くなります。

Q3. 高速道路で鍵を閉じ込めた場合の料金は?

本線上(A料金)なら昼間37,410円・夜間43,270円、SA・PA内(B料金)なら昼間25,630円・夜間29,540円になります(いずれも基本料+作業料6,000円から編集部が算出)。高速道路の本線上トラブルは一般道の約2倍の費用がかかります。

Q4. 現場でJAFに入会すれば会員料金になりますか?

なりません。JAF公式FAQでは、ロードサービスの現場で入会することはできますが、その回の料金は会員扱いになりません。非会員料金(基本料+作業料)に加えて入会費・年会費が発生します。会員料金(基本料・作業料とも無料)が適用されるのは次回以降のトラブルからです。

Q5. 車両重量が重い車でもJAFの鍵開けを頼めますか?

はい。JAFのロードサービスは通常、車両重量3,000kg以下(最大積載量2,000kg以下)が対象ですが、キーの閉じ込め・燃料切れの救援に限り、3,000kg超の自動車も対象になります。ただし、特殊構造の鍵や車両の運行に関係ない部分(トランクのみ等)の開錠は、JAFが「お断わりすることがある」としています。

Q6. 鍵屋とJAFはどちらを呼ぶべきですか?

費用の一次情報がない鍵屋については金額の比較ができませんが、判断の軸は「今すぐ対応できるか」と「今後もJAFを使う予定があるか」の2点です。JAF会員なら鍵の閉じ込めは無料になるため、今後も使う予定があるなら入会を検討する価値があります。急ぎの場合は、対応エリアと到着見込み時間を電話で確認した上で早い方に依頼するのが現実的です。


まとめ|鍵の閉じ込め費用は「基本料+作業料6,000円」で決まる

JAF非会員が鍵の閉じ込めでロードサービスを呼ぶと、一般道・昼間で21,700円、夜間で25,630円(JAF公表値)がかかる。高速道路の本線上トラブルなら夜間で43,270円に達する。

この金額は「基本料(道路種別・時間帯で決まる)+作業料6,000円(工数0.5×12,000円)」という単純な足し算で成り立っており、JAFが公表する他の同工数作業(バッテリー上がり等)の料金例とも一致する。

会員であれば基本料・作業料とも無料になるが、現場で入会しても今回の作業には反映されない点は誤解しやすいので注意したい。今後もロードサービスを使う可能性があるなら、次回に備えて入会を検討する価値がある。


出典

  1. JAF「ロードサービスの料金を調べる」— 非会員の基本料・ドア開放作業の公表合計額・夜間割増(2024年4月1日改定) (取得日: 2026-09-02)
  2. JAF公式PDF「ロードサービス料金表(新旧比較)」— 基本料・作業工数表・主な料金例 (取得日: 2026-09-02)
  3. JAF「ロードサービス対象車種」— 車両重量3,000kg以下(最大積載量2,000kg以下)の対象範囲、3,000kg超はキー閉じこみ/燃料切れのみ対応、お断わりするケース (取得日: 2026-09-02)
  4. JAF公式FAQ「ロードサービスの救援現場で入会および会員扱いでのサービスは受けられますか?」— 現場入会時の料金扱い (取得日: 2026-09-02)

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