パンクやバースト(走行中にタイヤが破裂すること)でJAFを呼ぶとき、非会員がまず知りたいのは「今いくら払うのか」だ。結論から言うと、スペアタイヤへの交換なら一般道・昼間は21,700円、一般道・夜間は25,630円が基本になる。
この記事の要点を先にまとめる。
- 非会員のタイヤ交換は、一般道・昼間(8〜20時)で21,700円、夜間(20〜8時)で25,630円
- 会員なら一般道の昼間・夜間とも、スペアタイヤへの交換(1本、前後入れ替えなし)は0円
- 高速道路の本線上などA料金では、編集部算出で昼間37,410円、夜間43,270円が目安
- 現場でJAFに入会しても、その回のロードサービス料金は会員扱いにならない
非会員がJAFにタイヤ交換を頼むと一般道昼間21,700円が基本になる
非会員が一般道の昼間(8〜20時)にJAFへスペアタイヤ交換を頼むと、料金は21,700円だ。会員なら同じ一般道の昼間・夜間とも0円なので、会員か非会員かで当日の負担は大きく変わる。
ここでいうタイヤ交換は、JAFの料金表にある「スペアタイヤへの交換(1本)」で、前後タイヤの入れ替えを伴わない場合を指す。JAFロードサービス料金表は令和6年(2024年)4月1日現在の料金表で確認されているため、本記事の金額もその時点の公式料金を前提にしている。
| 条件 | 会員 | 非会員 |
|---|---|---|
| 一般道・昼間(8〜20時)・スペアタイヤ交換1本 | 0円 | 21,700円 |
| 一般道・夜間(20〜8時)・スペアタイヤ交換1本 | 0円 | 25,630円 |
まず確認すべきは、会員か非会員か、一般道か高速道路か、昼間か夜間かの3点だ。これで基本料が決まり、スペアタイヤ交換の作業料を足した金額が見えてくる。
料金は「基本料+編集部算出の作業料6,000円」の構造で、道路と時間帯で基本料が変わる
JAF非会員のタイヤ交換費用は、道路種別と時間帯で決まる「基本料」に、スペアタイヤ交換の作業料を足して考える。作業料6,000円はJAF公表値ではなく、一般道・昼間合計21,700円から基本料15,700円を引いた編集部算出の目安額だ(編集部算出: 一般道昼間の公表合計21,700円 − 公表基本料15,700円)。
一般道の内訳は次の通りだ。
| 道路・時間帯 | 基本料 | 作業料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 一般道・昼間(8〜20時) | 15,700円 | 6,000円(編集部算出) | 21,700円 |
| 一般道・夜間(20〜8時) | 19,630円 | 6,000円(編集部算出) | 25,630円 |
夜間の一般道では、基本料が昼間より高い。そのため、スペアタイヤ交換の合計も21,700円から25,630円に上がる。
ただし、作業料6,000円はJAFが「作業料6,000円」と直接公表している数字ではない。一般道・昼間の公表合計21,700円と公表基本料15,700円の差額から編集部が算出した目安として扱う必要がある。実際の料金は、作業内容や時間工数の適用によって変わる場合がある。
高速道路では場所によって料金区分が2種類あり、最大43,270円(算出例)になる
高速道路では、同じタイヤトラブルでも場所によってA料金とB料金に分かれる。本線上、加速・減速車線、バスストップ等はA料金、SA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)内で作業が完了する場合はB料金だ。
高速道路でのスペアタイヤ交換合計は、JAF公式に合計例の記載がない。そのため下表は、公表されている高速道路の基本料に、一般道の公表値から編集部算出した作業料6,000円を足した算出例として見る。
| 高速道路の区分 | 時間帯 | 基本料 | 作業料 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| A料金(本線上・加速減速車線・バスストップ等) | 昼間(8〜20時) | 31,410円 | 6,000円(編集部算出) | 37,410円(編集部算出) |
| A料金(本線上・加速減速車線・バスストップ等) | 夜間(20〜8時) | 37,270円 | 6,000円(編集部算出) | 43,270円(編集部算出) |
| B料金(SA・PA内、加速減速車線を除く) | 昼間(8〜20時) | 19,630円 | 6,000円(編集部算出) | 25,630円(編集部算出) |
| B料金(SA・PA内、加速減速車線を除く) | 夜間(20〜8時) | 23,540円 | 6,000円(編集部算出) | 29,540円(編集部算出) |
※JAF公式に高速道路でのスペアタイヤ交換合計の記載はなく、上表は基本料(公表値)+作業料6,000円(一般道の公表値からの編集部算出)の算出例です。作業料が道路種別に依らず一定という前提はJAF公式に明記されていないため、実際の料金は作業内容により異なる場合があります。
高速道路で高くなりやすいのは、A料金の場所だ。夜間のA料金では基本料だけで37,270円になり、編集部算出の合計例では43,270円まで上がる。SA・PA内で作業が完了するB料金なら、同じ高速道路でもA料金より低い。
現場でJAFに入会してもその場の料金は非会員のままで次回から会員扱いになる
ロードサービスの現場でJAFに入会しても、その回の料金は会員扱いにならない。非会員料金を払ったうえで、次回以降のロードサービスから会員扱いになる。
避けたい判断と、こうすればOKを分けると次の通りだ。
| 判断 | 結果 |
|---|---|
| 避けたい判断: 現場で入会すれば今回のタイヤ交換が0円になると思って呼ぶ | 当該ロードサービス料金は会員扱いにならないため、非会員料金のまま |
| こうすればOK: 今回は非会員料金、次回以降は会員扱いと分けて考える | 今回の支払いと今後の備えを混同しにくい |
JAFの個人会員は、入会金2,000円と年会費4,000円で、初年度合計は編集部算出で6,000円だ。一般道・昼間の非会員タイヤ交換21,700円と比べると、金額だけ見れば入会費用は小さい。ただし、現場入会で今回の21,700円が0円になるわけではない。
今回のトラブルで入会するかどうかは、「今日の料金を下げるため」ではなく「次回以降のロードサービスに備えるため」と考えるのが正しい。
スペアタイヤがない・使えない非会員はけん引(有料)が選択肢になる
JAFのタイヤ交換は、スペアタイヤへの交換が基本だ。スペアタイヤがない、またはスペアタイヤ自体がパンクなどで使えない場合、非会員はけん引・搬送が選択肢になる。
JAFにはタイヤ貸し出しサービスがあるが、これは会員限定だ。非会員は利用できないため、バーストや側面損傷で走行できず、スペアタイヤもない場合は、現場でタイヤを借りて走るという前提では考えないほうがよい。
| 状況 | 非会員の考え方 |
|---|---|
| スペアタイヤがあり、使用できる | スペアタイヤへの交換を依頼する |
| スペアタイヤがない | タイヤ貸し出しは会員限定のため、けん引・搬送を想定する |
| スペアタイヤ自体がパンクなどで使用不可 | タイヤ貸し出しは会員限定のため、けん引・搬送を想定する |
けん引料は、非会員では一般道・高速道路共通で1kmあたり830円だ。会員なら20kmまで0円で、20kmを超えると1kmあたり830円がかかる。けん引距離が伸びるほど負担も増えるため、詳しい距離別の見方はJAF レッカー 費用 非会員 夜間 距離別に委譲する。
また、スペアタイヤはあくまで応急用だ。交換できた場合でも、パンクしたタイヤは速やかに修理して元の状態に戻す必要がある。
JAFか自動車保険ロードサービスかは「何でも使えるかどうか」で決まる
JAFと自動車保険のロードサービスは、対象の考え方が違う。JAFは「人」にかかるため、会員が乗車または同乗していれば、レンタカーや友人の車でも対象になる。
一方、自動車保険のロードサービスは契約車両が対象だ。さらに、タイヤパンクは一部制限ありとされている。パンク時に保険で対応できるかは、契約車両かどうか、タイヤパンクが対象になるかで分かれる。
| 比較軸 | JAF | 自動車保険ロードサービス |
|---|---|---|
| 対象 | 人にかかる。会員が乗車または同乗していれば対象 | 契約車両が対象 |
| レンタカー・友人の車 | 会員が乗車または同乗していれば対象 | 保険契約車以外は対象外 |
| タイヤパンク | ロードサービス内容として対応 | 一部制限あり |
避けたい判断は、「保険に入っているからパンクも必ず無料」と決めつけることだ。こうすればOKは、契約車両か、タイヤパンクが対象かを確認し、使えない場合にJAFを検討すること。JAFと保険の役割分担はロードサービス 費用 JAF 保険 比較で詳しく扱う。
JAFを呼ぶ手順では支払い方法の事前確認が必要
非会員でもJAFのロードサービスは利用できる。ただし、受付時に現金またはクレジットカード(現場にいる方名義)で支払えることを約束する必要がある。
非会員で依頼するときは、料金区分と支払い方法を最初に確認しておくと混乱しにくい。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 会員か非会員か | 会員なら一般道のスペアタイヤ交換は0円、非会員は基本料+作業料 |
| 場所が一般道か高速道路か | 高速道路はA料金・B料金で基本料が変わる |
| 時間帯が昼間か夜間か | 基本料が昼間・夜間で変わる |
| 支払い方法 | 非会員は現金またはクレジットカード(現場にいる方名義)で支払える約束が必要 |
基本料の時間帯は、入電時刻と到着時刻の両方を確認し、いずれか安い方の料金区分が適用される。たとえば夜間に連絡したから必ず夜間料金、昼間に到着したから必ず昼間料金、と単純には決めない。
混雑時は会員が優先され、非会員は断られる場合がある。緊急時ほど、支払い方法と現在地、スペアタイヤの有無を整理して伝えるのが現実的だ。
よくある質問
Q1. 非会員でもJAFを呼べますか?
呼べます。ただし、非会員は受付時に現金またはクレジットカード(現場にいる方名義)で支払えることを約束する必要があります。混雑時は会員が優先され、非会員は断られる場合があります。
Q2. 夜中にパンクしたとき、JAFの料金はどれくらい高くなりますか?
一般道・夜間(20〜8時)の非会員料金は、基本料19,630円と作業料6,000円(編集部算出)で合計25,630円です。一般道・昼間の21,700円より高くなります。
Q3. 高速道路でパンクした場合の料金はいくらですか?
本線上などのA料金なら、編集部算出で昼間37,410円、夜間43,270円です。SA・PA内で作業が完了するB料金なら、編集部算出で昼間25,630円、夜間29,540円です。高速道路での合計はJAF公表例ではなく、基本料+作業料6,000円の算出例です。
Q4. スペアタイヤがない車はJAFに頼めますか?
頼めますが、非会員はタイヤ貸し出しサービスを利用できません。スペアタイヤがない、または使えない場合は、けん引・搬送が選択肢になります。非会員のけん引料は1kmあたり830円です。
Q5. 現場でJAFに入会すれば、その日の料金は会員料金になりますか?
なりません。ロードサービスの現場で入会しても、その回のロードサービス料金は会員扱いになりません。入会金2,000円と年会費4,000円を払う場合でも、今回のタイヤ交換は非会員料金のままです。
Q6. 自動車保険に付いているロードサービスで対応できますか?
対応できるかは条件で変わります。自動車保険のロードサービスは契約車両が対象で、タイヤパンクは一部制限ありとされています。JAFは人にかかるため、会員が乗車または同乗していればレンタカーや友人の車でも対象になります。