車 鍵 紛失 スマートキー 費用|ディーラー13,120円〜・鍵屋5万円〜・保険で出るものの条件表
この記事の要点
- スマートキー紛失の費用はスペアキーが残っているかどうかで大きく2段階に分かれる
- ディーラー依頼の場合、ホンダ正規ディーラー実測で軽自動車13,120円〜・普通車26,400円〜・納期約2週間
- 鍵屋は当日対応できるが、スペアなしの全紛失は5万〜10万円以上になる
- 保険(ロードアシスタンス)とJAFは開錠まで対応・鍵作製費は対象外。イモビライザー付きは開錠も条件付き
スマートキー紛失の費用は「スペアが残っているか」で2段階に分かれる
スマートキーを紛失したとき、まず確認すべきことは手元にスペアキーが1本でも残っているかどうかです。これで費用の目安が大きく変わります。
| 状況 | ディーラー費用の目安 | 鍵屋費用の目安 | 対応日数 |
|---|---|---|---|
| スペアキー1本残あり | 13,120円〜26,400円以上(車種による) | 30,000円〜 | ディーラー: 約2週間/鍵屋: 当日〜 |
| スペアキー全紛失 | 要見積もり(ディーラーへ搬入が必要) | 5万〜10万円以上 | 鍵屋: 当日〜(出張対応) |
スペアが残っている場合は「追加作製」、全紛失の場合は「ゼロからの新規作成」になり、後者は作業の難易度が上がるため費用が大幅に増加します。
また、スマートキー紛失でよくある誤解として「JAFを呼べば解決する」という思い込みがあります。JAF・ロードサービス・自動車保険のロードアシスタンスはドアの開錠までが対象で、スマートキーの新規作製費用は対象外です(詳しくは後述)。
インロック(車内への鍵の閉じ込め)の費用が知りたい場合は、JAF 鍵 閉じ込め 費用を参照してください。本記事は「スマートキーを紛失して手元にない」状況の費用を扱います。
ディーラーに頼むと費用は安いが完成まで約2週間かかる
ディーラー(正規販売店)に依頼するのは費用を抑えたい場合の第一選択です。ただし、スペアキーは受注後に取り寄せになることが多く、完成まで一定の日数がかかる点を理解しておく必要があります。
ホンダ正規ディーラーの実測価格と納期
Honda Cars 金沢北(ホンダ正規ディーラー)が公開している価格と納期の実例です(2026年9月時点)。
| 車種クラス | キーレス本体 | 鍵(メカニカルキー)本体 | 登録作業費 | 合計目安 | 納期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 軽自動車(N-BOX等) | 10,100円〜 | 1,220円〜 | 1,800円 | 約13,120円〜 | 約2週間 |
| 小型乗用車(フィット等) | 20,800円〜 | 3,800円〜 | 1,800円 | 約26,400円〜 | 約2週間 |
※価格は税込。2026年9月時点のHonda Cars 金沢北公開価格。車種・年式・グレードにより変動あり。
重要な注意点: ホンダのスペアキーは車両ごとのオリジナル品のため、注文後のキャンセルはできません。元のキーが後で見つかっても対応不可です。十分に探した上で注文してください。
トヨタ・日産の費用と手続き
トヨタ・日産については、公式FAQで費用の公示はなく「最寄りの販売店に直接ご相談ください」とされています。ただし、手続きの要件は公式から確認できます。
共通して必要な書類(トヨタ・日産):
- 身分証明書(運転免許証またはパスポート)
- 車検証
- 残存キー(手元にある全てのキー)
日産は電話での注文を受け付けておらず、本人が販売店に直接来店する必要があります。
トヨタ: 紛失キーを無効化できる条件
トヨタでは、「新車購入時にお渡ししたスマートキーが1つでもお手元に残っている場合は、紛失したスマートキーのみを使えなくすることができます」(トヨタ自動車公式FAQ)。
残ったキーを全て持参してトヨタ販売店に行けば、紛失したキーをスマートエントリー・ドア施錠・エンジン始動のいずれも無効にできます。1本も残っていない場合はこの無効化ができないため、盗難リスクが高まります。速やかに販売店に相談してください。
鍵屋は当日対応できるが全紛失だと5〜10万円以上になる
鍵屋(民間の鍵業者)の最大のメリットは当日・現場での対応です。スペアキーが全くなく、車が動かせない状況でも出張対応してもらえます。
鍵の110番救急車(鍵屋事業者)の公開価格によると:
| 状況 | スマートキー費用の目安 |
|---|---|
| スペアキー1本残あり・スマートキー複製 | 30,000円〜 |
| スペアキー全紛失・出張で新規作成 | 50,000〜100,000円以上 |
全紛失の場合に費用が高くなる理由は、「スペアがない状態からドアを開錠し、車両のコンピュータにキーIDを新規登録する」という高度な作業が必要になるためです。車種・年式・難易度によって幅があります。
鍵屋を選ぶ際の注意点:
- 作業前に費用の見積もりを書面でもらう
- 身分確認(車検証・免許証)を求めてくる業者を選ぶ(セキュリティ上の正規手順)
- 作業後にイモビライザーの登録が正常に完了したか確認する
保険とJAFで「出るもの」と「出ないもの」は明確に分かれる
自動車保険のロードアシスタンスとJAFのロードサービスは、スマートキー紛失時にできることとできないことが明確に分かれています。
出るもの・出ないものの対比表
| サービス | ドアの開錠 | スマートキー作製費 | 条件 |
|---|---|---|---|
| JAF会員 | 無料 | 対象外 | 本人確認(会員証・車検証)が必要 |
| JAF非会員 | 25,630円(夜間一般道) | 対象外 | 開錠作業のみ。作製は別途依頼 |
| 損保ジャパン「THEクルマの保険」ロードアシスタンス | 対応(鍵紛失時の開錠サービスあり) | 対象外(部品代に含む) | イモビライザー付き車両は対象外の場合あり |
JAFの利用約款(第5条)には、「①鍵の閉じ込み、紛失等におけるドアロックの開錠作業」がサービス対象として明記されています。ただし、鍵の新規作製はこの対象に含まれません。
損保ジャパン「THEクルマの保険」では、「部品代(鍵の再作成費用を含みます。)」がロードアシスタンスの提供対象外と明示されています。
イモビライザー付き車両の注意点
損保ジャパンのロードアシスタンスでは、「イモビライザーキーなどセキュリティ装置付車両は、対象外となる場合があります」と記載されています。近年のスマートキーはイモビライザーを内蔵していることが多く、開錠自体もサービス対象外になる場合があります。
保険を使う場合は、事前に保険会社のロードアシスタンス専用デスクへ連絡してから指定業者を手配してもらう必要があります。自己手配の場合は補償対象外になることがあります。
手続きには車検証と身分証が必須・キャンセルは注文後不可
ディーラーでも鍵屋でも、スマートキーを作製してもらうには本人確認と車両確認が必要です。これは盗難防止のための正規手順です。
共通して準備すること:
- 車検証: 車両を確認するため必須
- 運転免許証またはパスポート: 本人確認のため必須
- 残存キー: 手元にある全てのキー(無効化・セキュリティ更新に使用)
代理人が手続きする場合(家族など)は、来店者本人の身分証に加えて車両所有者との関係を証明できる書類(住民票等)が必要です(トヨタ公式FAQ)。
注意: 注文後のキャンセルはできない
ホンダの正規ディーラーでは「注文後のキャンセルはできませんので」と明記されています。スペアキーは車両専用品のため、注文後に元のキーが見つかっても取り消しができません。注文前に可能な限り探し、最終手段として依頼してください。
全キーを紛失したときはセキュリティ対応も忘れずに
スマートキーを1本も手元に残していない状態は、盗難リスクが最も高い状態です。
トヨタの場合、紛失キーの無効化には「1つでも手元に残っている」ことが条件です。全紛失の場合は残キーによる無効化ができないため、ディーラーに相談してイモビライザーの再登録・キーコード変更などの対応を取ることが必要になります。
日産でも紛失時には速やかに販売店に相談することが推奨されており、紛失した智能キーIDコードの削除対応(不正使用防止)ができます。
全キーを紛失している場合、車を自走させることができないため、以下の対応が必要になります:
- 鍵屋に出張依頼して現地で開錠・新規作製してもらう
- または保険のロードアシスタンス(開錠のみ対応)でドアを開けた後、レッカーでディーラーへ搬入
ディーラーへの搬入でレッカー費用が別途かかる場合は、ロードアシスタンスのけん引サービス(損保ジャパンは損保ジャパン指定修理工場等へのけん引を提供)を活用することで費用を抑えられることがあります。
よくある質問
Q1. スマートキーを全部なくしたら何日で車を使えるようになる?
ディーラーに依頼する場合、ホンダ正規ディーラーの実測では約2週間です。部品の取り寄せが必要なため、当日解決はできません。急ぎで車が必要な場合は、鍵屋に出張依頼することで当日中に対応してもらえます(ただし費用は5万〜10万円以上)。
Q2. ディーラーと鍵屋、どちらに頼むべき?
費用を抑えたいならディーラー・急ぎなら鍵屋が基本的な判断です。ディーラーは13,120〜26,400円程度(ホンダ実測)ですが約2週間かかります。鍵屋は当日対応できますが全紛失の場合50,000〜100,000円以上です。スペアキーが1本残っていてすぐ車を使う必要がなければ、ディーラーが費用面で有利です。
Q3. 保険(ロードサービス)でスマートキーの作製費は出る?
出ません。損保ジャパン「THEクルマの保険」では「部品代(鍵の再作成費用を含みます。)」はロードアシスタンスの対象外と明示されています。ロードアシスタンスが対応するのはドアの開錠までです。保険会社によっては開錠サービスそのものも「条件付き」の場合があるため、加入中の保険の約款を確認してください。
Q4. JAFを呼べば鍵を作ってもらえる?
作れません。JAFのロードサービスが対応するのは「ドアロックの開錠作業」です。鍵の新規作製はJAFのサービス範囲外です。ドアを開けてもらった後、鍵の作製はディーラーまたは鍵屋に別途依頼することになります。
Q5. 紛失したキーを第三者に使われる危険はある?
あります。スマートキーは電子的に登録されており、紛失したキーで車の解錠やエンジン始動が可能です。トヨタの場合、スペアが1本残っていれば販売店で紛失キーのみを無効化できます。速やかにディーラーに相談してセキュリティ対応(キー無効化・イモビライザー再登録)を取ることを強くお勧めします。
Q6. 作製を注文した後で元のキーが見つかったら?
ホンダ正規ディーラーの場合、注文後のキャンセルはできません。スペアキーは車両専用品のため返品・取り消しが不可です。発注前に徹底的に探してから注文してください。他のメーカー・ディーラーでも同様の扱いが多いため、注文時に事前確認することをお勧めします。
※本記事の費用情報はHonda Cars 金沢北(ホンダ正規ディーラー)・鍵の110番救急車(鍵屋事業者)・損保ジャパン公式サイト・JAF公式サイト・トヨタ/日産公式FAQを2026年9月に取得した情報をもとにしています。費用は車種・年式・依頼先によって変動します。必ず各社に直接ご確認ください。