タント車検費用2026年版|法定費用27,760円・業者別総額と11月の自賠責+1,120円

最終更新: 2026-09-29 ・ 約16分で読めます ・ クルマ生活 編集部

タントの車検費用は、**法定費用(固定・全業者共通)と点検整備費(変動・業者次第)**の2層構造です。法定費用だけで現行26,640円・2026年11月1日以降始期では27,760円が確定します。整備費は業者によって大きく差が出るため、どこで受けるかで総額が5万円以上変わることがあります。


このページの要点

  • タントの車検費用は**法定費用(固定)+点検整備費(変動)**の2層構造
  • 法定費用は現行26,640円(2026年10月31日以前始期)・2026年11月1日始期から27,760円に値上がり
  • 重量税は軽自動車なら車重に関係なく一律課税(ただし車齢13年・18年を超えると段階的に上がる)
  • 現行タント(LA650S)は2WD L/Xグレード(880〜910kg)のみエコカー25%軽減の対象・重量税5,000円。それ以外は6,600円
  • 相見積もり・車検チェーン活用・ユーザー車検で合計2〜5万円程度削れる可能性がある

タントの車検費用は総額4〜10万円・業者選びで5万円以上の差が出る

タントの車検費用は、法定費用26,640〜27,760円(始期により変動)が土台となり、そこに点検整備費が上乗せされます。法定費用は全業者で同額・交渉不可ですが、整備費は業者によって大きく異なります。

タントの車検費用は「固定費+変動費」の2層構造です。法定費用は車検始期(保険開始日)で2パターン確定し、整備費は車の状態と業者の料金体系で変わります。

業者種別法定費用(目安)整備費の一般的な幅総額の目安
ディーラー26,640〜27,760円比較的高め(純正部品・工賃設定が高い傾向)7〜10万円程度
車検専門店・カー用品店26,640〜27,760円中程度(定額プランあり)4〜7万円程度
ガソリンスタンド系26,640〜27,760円中程度(提携工場に委託する場合あり)4〜6万円程度
ユーザー車検(持込)26,640〜27,760円部品交換代のみ(整備は自己責任)法定費用のみ(26,640〜27,760円)+部品代

※整備費の幅は車の状態・走行距離・必要な部品交換によって大きく変わります。上表は一般的な相場帯の参考値であり、特定の保証値ではありません。法定費用の数値は編集部算出(自賠責+重量税+印紙代。詳細はH2-3参照)。


業者別の総額相場はディーラー7〜10万・専門店4〜7万・GS4〜6万・ユーザー車検は法定費用のみ

業者の選択が総額を最も大きく左右します。法定費用(固定)は全業者で同じため、比較すべきは「点検整備費」の部分のみです。

各業者には費用面以外にもメリット・デメリットがあります。価格だけでなく、整備の品質・サービス内容・利便性を総合的に判断することが重要です。

業者種別主なメリット主なデメリット
ディーラー(ダイハツ正規販売店)タント専門の整備知識・純正部品・記録簿がメーカーに繋がる工賃・部品代が高め。総額が高くなりやすい
車検専門店・カー用品店定額プランで費用が読みやすい・予約が取りやすい追加整備の対応速度が業者によって異なる
ガソリンスタンド系日常的に利用しており入庫しやすい複雑な整備は提携工場に外出しの場合がある
ユーザー車検法定費用のみで済む(最安)点検整備は自己責任・不合格時の再手配が必要

法定費用の節約は2026年11月1日の値上がり前後の始期タイミングで変わります(詳細は次章)。整備費を抑えるには相見積もりが有効です(詳細はH2-6)。


法定費用は全業者共通で現行26,640円・2026年11月始期から27,760円に上がる

法定費用は3つの項目(自賠責保険料・重量税・印紙代)の合計で、全業者・全ユーザーに共通の固定費です。2026年は車検の始期(保険開始日)によって2パターンになります。

2026年の法定費用は始期で2パターン

費用項目2026年10月31日以前始期2026年11月1日以降始期
自賠責保険料(24か月・軽自動車・検査対象車・離島以外・沖縄除く)17,540円18,660円(値上がり)
自動車重量税(2年分・自家用・エコカー外・13年未満)6,600円6,600円(変更なし)
印紙代(持込検査・軽自動車)2,500円2,500円(変更なし)
法定費用合計26,640円27,760円

※合計値は編集部算出(自賠責+重量税+印紙代)。自賠責は損害保険料率算出機構届出値、重量税・印紙代は官公庁公表値。

2026年11月1日始期から自賠責が値上がりします(損害保険料率算出機構2026年4月30日届出)。車検の「始期」は保険証明書の保険開始日(≒車検証の有効期間開始日)で判定します。10月中に車検を完了させれば現行料率17,540円が適用されます。急ぐ理由にする必要はありませんが、11月以降に車検期限が来る方は値上がりを織り込んで費用を見込んでください。

印紙代は申請区分で3パターン

令和8年(2026年)4月1日改定後の印紙代は、申請方法によって異なります。

申請区分印紙代
持込検査(ユーザー車検・認証工場経由)2,500円
指定工場経由・窓口申請2,100円
指定工場経由・OSS(オンライン申請)1,850円

ディーラーや車検専門店(指定整備工場)に依頼する場合は2,100円または1,850円が適用されます。ユーザー車検で自分で持ち込む場合は2,500円です。

申請区分ごとの法定費用合計(エコカー外・13年未満・編集部算出)は以下のとおりです。

申請区分2026年10月31日以前始期2026年11月1日以降始期
持込検査(2,500円)26,640円27,760円
指定工場・窓口申請(2,100円)26,240円27,360円
指定工場・OSS申請(1,850円)25,990円27,110円

※各値は編集部算出(自賠責+重量税+各印紙代)。

軽自動車の車検費用相場と法定費用内訳も参照してください。


現行タント(LA650S・2WD L/Xのみ)はエコカー25%軽減で重量税5,000円・それ以外は6,600円

重量税はエコカー減税の適用区分によって金額が変わります。現行タントはグレードによってエコカー対象・対象外が異なるため、自分のタントがどちらに該当するかを確認することが重要です。

重量税の年式別・エコカー区分別の金額

軽自動車の重量税は車両重量に関係なく一律課税されます(普通車とは異なります)。ただし車齢(初度登録からの経過年数)が13年・18年を超えると段階的に増加します。

車齢(初度検査年からの経過年数)エコカー外エコカー(本則税率・25%軽減)
13年未満6,600円5,000円
13年以上〜18年未満8,200円※車齢加算なし(本則税率適用)
18年以上8,800円※車齢加算なし(本則税率適用)

※エコカー(本則税率)の場合、13年・18年経過による税額加算は対象外です。なお、軽自動車の車齢加算は「初度検査年から13年を経過した年の11月以後に自動車検査証の交付等を受ける場合」に適用されます(国土交通省公表値)。

エコカー外は車齢13年未満6,600円・13〜18年未満8,200円・18年以上8,800円と段階的に上がるのに対し、エコカー(25%軽減)は車齢にかかわらず5,000円のまま。
重量税(2年・自家用)の車齢別金額比較。出典: 国土交通省

現行タント(LA650S/LA660S)のグレード別重量とエコカー区分

現行4代目タント(2019年7月9日発売・型式5BA-LA650S/5BA-LA660S)のグレード別重量とエコカー区分は以下のとおりです(ダイハツ工業公表値・JAMA令和8年度税制改正版2026.5〜をもとに編集部整理)。

型式グレード駆動方式車両重量エコカー区分継続検査時重量税(2年・自家用)
5BA-LA650SL2WD880kg●(25%軽減)5,000円
5BA-LA650SX2WD910kg●(25%軽減)5,000円
5BA-LA650SXターボ・カスタムX2WD920kgエコカー外6,600円(13年未満)
5BA-LA650SカスタムRS2WD930kgエコカー外6,600円(13年未満)
5BA-LA660SL4WD930kgエコカー外6,600円(13年未満)
5BA-LA660SX4WD960kgエコカー外6,600円(13年未満)
5BA-LA660SXターボ・カスタムX4WD970kgエコカー外6,600円(13年未満)
5BA-LA660SカスタムRS4WD980kgエコカー外6,600円(13年未満)

※JAMAリスト(令和8年度税制改正版・2026年5月〜2027年4月適用)に掲載されているタントは5BA-LA650S 880kg(Lグレード)・910kg(Xグレード)のみ(区分「●」25%軽減)。920kg以上のグレードおよびLA660S(4WD)全グレードはJAMAリスト未掲載のためエコカー減税対象外。重量税の具体額は国土交通省公表の税額表をもとに編集部整理。

自分のタントがエコカー対象かどうかを確認するには、車検証の型式(例: 5BA-LA650S)とグレードを上表と照合するか、自動車技術総合機構(NALTEC)の「次回自動車重量税額照会サービス」を利用してください。車台番号を入力すると次回車検時の重量税額が確認できます。

N-BOX車検費用と重量税の年式別比較では、同クラスの軽自動車との比較が確認できます。


整備費は車の状態次第で0〜5万円以上変わり、追加費用の発生が総額を読みにくくしている

整備費は法定費用と異なり、車の状態・走行距離・必要な部品交換の有無によって大きく変動します。整備費がゼロになるのはユーザー車検で整備を自己実施する場合のみです。

整備費が変動する主な要因

点検整備費の内訳には、以下のような項目が含まれます(必須ではなく、状態に応じて発生)。

  • オイル・オイルフィルター交換: タントのような軽自動車は定期交換推奨
  • ブレーキパッド・ブレーキフルード: 残量が基準を下回ると交換必須
  • タイヤ交換: 溝が基準値以下になると車検不合格
  • バッテリー: 電圧不足や劣化が進んでいると交換を推奨される場合がある
  • ワイパーゴム・ランプ類: 軽微だが交換時に費用が加算される

追加費用を事前に減らすには

車検前に自分でタイヤの溝・ランプ類の点灯・ウォッシャー液を確認しておくと、軽微な追加費用を減らせます。10万km超のタントは、スパークプラグやブレーキ関連部品の交換時期と重なることがあるため、整備履歴を確認しておくと見積もりの内容が把握しやすくなります。

「追加整備」の中には、車検の合否に直接関係しない任意の項目(下回り洗浄・エアコンフィルター交換等)も含まれることがあります。 内容を確認し、必要性を判断してから承諾するようにしてください。


相見積もり・車検チェーン・ユーザー車検の3方法で合計2〜5万円削れる

法定費用は削れませんが、整備費の部分は業者選びと事前準備で削減余地があります。以下の3つの手段を組み合わせることで、2〜5万円程度の差が生まれることがあります。

方法1: 相見積もりで整備費を比較する

見積もり書の「法定費用」欄は全業者で同額のため比較不要です。比較すべきは「点検・整備費」の欄のみです。最低2〜3社から見積もりを取り、整備内容が同じかどうかを確認したうえで比較します。

見積もりを取ったうえで断りにくいと感じる場合は車検の見積もりが高いときの断り方で断り方のポイントを確認できます。

方法2: 車検チェーン・定額パックを活用する

車検専門店やカー用品店チェーンでは、基本料金が定額に設定されているパックプランが多く、総額が事前に把握しやすいというメリットがあります。追加整備が必要な場合は別途費用が発生しますが、基本点検の費用が抑えられる傾向があります。

方法3: ユーザー車検で法定費用だけにする

整備知識がある方であれば、ユーザー車検(自分で軽自動車検査協会に持ち込む)を選択することで、費用を法定費用のみに抑えることができます。

ただし、点検整備は自己責任となります。不合格になった場合の再検査費用や、整備不良による事故のリスクも考慮が必要です。

詳しい手順についてはユーザー車検の費用と流れを参照してください。

車検費用を安くする方法では、上記3手段を含む節約方法をさらに詳しく解説しています。

ユーザー車検での印紙代は持込検査の2,500円が適用されます。2026年11月1日以降始期なら法定費用合計は27,760円(自賠責18,660円+重量税6,600円+印紙代2,500円、編集部算出)が最低費用ラインです(エコカー外・13年未満の場合)。エコカー対象(LA650S 2WD L/X)の場合は重量税が5,000円(編集部算出の参考値)に変わります。


よくある質問

Q1. 2026年11月以降に車検を受けると自賠責はいくらになりますか?

2026年11月1日以降に始期(保険開始日)がある車検では、自賠責保険料(軽自動車・検査対象車・24か月・離島以外・沖縄除く)が18,660円になります。現行料率(〜2026年10月31日始期)の17,540円からの値上がりです(損害保険料率算出機構2026年4月30日届出に基づく)。

Q2. タントの重量税はいくらですか?軽自動車は車重で変わらないのですか?

タントを含む軽自動車(検査対象・自家用)の重量税は、車両重量に関係なく一律課税されます。エコカー外・車齢13年未満であれば2年分6,600円、エコカー(本則税率・25%軽減)対象であれば5,000円です。普通車とは異なり、軽自動車には重量に応じた税額区分がなく、経過年数(車齢)のみで税額が変わります(軽自動車検査協会・国土交通省公表値)。

Q3. 印紙代はなぜ業者によって金額が違うのですか?

印紙代(自動車検査登録手数料)は、車検の受け方(申請区分)によって3段階に設定されています。ユーザー車検や認証工場経由の持込検査は2,500円、指定整備工場(ディーラー・車検専門店等)経由の窓口申請は2,100円、同じく指定整備工場経由のOSS(オンライン申請)は1,850円です(令和8年(2026年)4月1日改定後・国土交通省公表値)。

Q4. 自分のタントがエコカー減税の対象かどうか確認する方法は?

現行4代目タント(5BA-LA650S/5BA-LA660S系)でエコカー減税(継続検査時・25%軽減)の対象となるのは、5BA-LA650S(2WD)のLグレード(880kg)とXグレード(910kg)のみです(JAMA令和8年度税制改正版2026年5月〜)。確認方法は車検証の型式とグレードを上表と照合するか、NALTEC「次回自動車重量税額照会サービス」(車台番号入力で税額確認可)を利用してください。

Q5. LA650SとLA660Sで車検費用は変わりますか?

法定費用のうち自賠責保険料と印紙代は型式に関係なく同額です。重量税については、5BA-LA650S(2WD)のLグレード・Xグレードがエコカー25%軽減(5,000円)、それ以外のLA650S(Xターボ・カスタムX・カスタムRS)とLA660S(4WD・全グレード)はエコカー対象外(6,600円・13年未満)となり、重量税の金額に差が生じます。

Q6. 車検費用が10万円を超えたら高すぎますか?買い替えと比べてどちらが得ですか?

車検費用が10万円を超えるかどうかは、法定費用(26,640〜27,760円・始期により変動)に加えて追加整備の内容によります。10万円超になるのは大がかりな部品交換(タイヤ・バッテリー・ブレーキ系統等)が重なった場合です。買い替えとの比較は、残りの想定乗車年数・修理費の合計・新車の諸費用を総合的に検討する必要があります。「車検費用だけで判断する」のではなく、今後2年間の維持費全体で考えることをお勧めします。

Q7. ユーザー車検は素人でも受けられますか?費用はいくらになりますか?

手続き自体は軽自動車検査協会に予約・持込するだけですが、点検整備は自己責任になります。整備知識がない方が整備を省いて受験した場合、不合格になるリスクや整備不良のまま乗り続けるリスクがあります。費用は法定費用のみで、2026年11月1日以降始期の場合は27,760円(自賠責18,660円+重量税6,600円+印紙代2,500円、編集部算出・エコカー外13年未満)が最低ラインです。手順や注意点の詳細はユーザー車検の費用と流れを参照してください。

出典

  1. 損害保険料率算出機構「自動車損害賠償責任保険基準料率 2026年4月30日届出」(料率表PDF) (取得日: 2026-09-29)
  2. 損害保険料率算出機構「自動車損害賠償責任保険基準料率 2023年1月17日届出」(現行料率表PDF) (取得日: 2026-09-29)
  3. 損害保険料率算出機構「2026年4月30日金融庁長官への届出 届出のご案内」 (取得日: 2026-09-29)
  4. 国土交通省「令和8年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート)その3」(PDF) (取得日: 2026-09-29)
  5. 国土交通省「自動車の登録・検査の法定手数料変更について(令和8年4月1日)」(広報チラシPDF) (取得日: 2026-09-29)
  6. 軽自動車検査協会「継続検査について」 (取得日: 2026-09-29)
  7. ダイハツ工業「タント 主要諸元表」(PDF・現行4代目LA650S/LA660S系) (取得日: 2026-09-29)
  8. ダイハツ工業「DNGA第一弾として、軽乗用車「タント」をフルモデルチェンジし発売」(ニュースリリース PDF 2019年7月9日) (取得日: 2026-09-29)
  9. 日本自動車工業会「軽乗用車エコカー減税対象車一覧(ダイハツ・令和8年度税制改正版 2026.5〜)」(PDF) (取得日: 2026-09-29)

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